導入事例 株式会社ナニワ様

多重入力などの無駄を省き、在庫状況のリアルタイムな情報共有が実現
事業内容 各種あんの製造及び販売、これに付帯する一切の業務
設立 昭和51年8月
資本金 1,500万円
社員数 115名
本社所在地 愛知県みよし市莇生町下永井田1-2
株式会社ナニワ様は「スーパーカクテルデュオFOODs」で解決しました!
  • ■製販統合業務システムの構築
  • ■旧業務システムのもとで起きていた無駄の解消

 導入システム  : 食品業の販売・生産・在庫・原価を統合管理「スーパーカクテルデュオFOODs」

“より良い商品をより安くより早く”をモットーに半世紀以上にわたって餡作りを行ってきた株式会社ナニワ(以下、同社)さま。

月1000tの生産能力を有し、全国に480社ある製餡会社の中で4強に数えられる売り上げ規模を誇る同社が生産する餡は、パンや菓子などの他、人気ふりかけ商品の増量材など、業務用から家庭用まで幅広い用途に使われており、「聞いたことはないけれど、食べたことがある会社」がぴったりです。

そんな同社が、より無駄を省いた業務体制を実現するためには、時代に適合した業務システムの構築が必要でした。

その課題を解決するために『スーパーカクテル デュオ FOODs』を選んだ理由、そして、新システム稼働によってどのような効果を得ることができたのか、詳しく伺いました。

導入の背景

強みである「多品種生産、短納期への対応」を維持していくために

-業務システムの導入には、どんな背景があったのですか?-

弊社の強みは、多品種生産、短納期への対応です。
これまでの事業経緯の中で、弊社は特定業界や特定取引先に対する売上依存度が低い営業体質を構築してきました。それが経営上の強みとなっています。全体の売上に対する顧客一社あたりの売上比率は、最も多いところで8%前後です。その規模の取引先が4社ぐらいあります。

弊社の売り上げの8割は業務用で、そのほとんどがオーダーメイドです。お客様の用途に応じて、物性などの要望が異なります。このため多品種生産となっています。取引先によっては取扱品目が1社で100品目を超えます。
また、業界ではトップクラスの処理用窯数を保有し、短納期に対応できる体制を作っています。

これらの強みを維持していくために、製販統合業務システムを構築し、時代に適合した経営を行うことは、重要な課題でした。

代表取締役 加瀬澤さま

導入のポイント

-内田洋行ITソリューションズに依頼されたのは、どんな業務内容だったのでしょうか?-

調達から生産、販売までの業務を一元管理できる製販統合新業務システムの構築およびサポートを依頼しました。食品業向けERPパッケージ『スーパーカクテル デュオ FOODs』をベースに、弊社の業務に合わせたカスタマイズを加えてもらい構築しました。2010年11月に発注し、2012年1月にカットオーバーし稼働させています。

それまで使用していた業務システムは、10年ぐらい前に構築したものですが、販売管理、生産管理、購買管理の3つのシステムがそれぞれ単独で動いていました。販売と生産は連携させようとしましたが、属人的な仕事の進め方をシステムに置き換える考え方で各業務システムを構築しており、その結果、システム上の処理と、手書きや手計算による処理が混在する業務フローが出来上がってしまい、うまく連携できていませんでした。

白幡さま

-『スーパーカクテル デュオ FOODs』を選定されたポイントは何だったのでしょうか?-

新システム構築の委託先を選定するにあたって重視したことは、食品業界特有の事情に精通し、長年に渡る取引が出来ることです。
食品業界での実績をもとに内田洋行ITソリューションズともう一社を比較しました。比較する上で重視したポイントは、製販統合システムの構築がいかに早く、確実に構築できるか、でした。

結論から言うと、内田洋行ITソリューションズの提案の方が、より確実に弊社の目的である製販統合業務システムの構築を確実に実現できる可能性を感じました。

株式会社ナニワ様

(1)内田洋行ITソリューションズの提案
ERPパッケージ『スーパーカクテル デュオ FOODs』のカスタマイズによる開発です。
当初はパッケージというとカスタマイズが制限される印象を持っていましたが、営業の説明から柔軟性は高く、機能追加やカットオーバー後の手直し、さらに外部システムとの連携も可能だということがわかりました。
(2)A社の提案
弊社の要望に合わせたシステムを構築するスクラッチ型に近い開発です。
A社の場合は、生産設備と業務システムが連携するため、例えば原料を調合する時の計量記録なども自動的に採取出来ることが魅力でした。
しかし、弊社の要望をもとに構築するため、旧システムの二の舞となる危険性を感じました。
我々は、旧システムで属人的な作業をシステムに反映することの難しさを痛感していました。あるタスクを実現するためにどのような機能を持たせるべきかという判断を我々自身がすることは困難です。この開発の仕方では、いつシステムが完成するか見当がつなかい上に、どのようなシステムが出来上がるか明確に把握できませんでした。

両社の手配によって、それぞれのシステムを既に導入している企業の視察を行い、提案を比較した上で、まずは、直近の目的である製販統合業務システムの構築を確実に達成することを重視し、内田洋行ITソリューションズに決定しました。

『スーパーカクテル デュオ FOODs』は、食品業界で蓄積したノウハウが凝縮されたパッケージソフトです。そのため構築費用を抑えられるメリットがあるとともに、システム構築の納期や完成形を把握することが出来ました。また、外部システムとの連携も可能なため、直近の課題をクリアした後、会計システムとの連携や生産設備との連携へと段階的に拡張できるという長期的なビジョンを描くことも出来ました。それが内田洋行ITソリューションズに新業務システムの構築を委託する決め手となりました。

ー新システムの構築プロジェクトはどのように進みましたか?ー

内田洋行ITソリューションズが担当する部分、つまり、設計フェーズ、開発フェーズ、設置・移行フェーズは、スムーズに進みました。
ただ、弊社側の作業として、旧システムから新システムに移行するためのマスタの整理が難航しました。当初、旧システムの開発・保守を依頼していた業者へ協力を仰いでいたのですが、前に進みませんでした。

マスタ整備は、開発フェーズの間に弊社側で行っていました。その間、営業の方が弊社側の作業の遅れに気を配ってくれて、マスタの整理作業も、最終的には内田洋行ITソリューションズの技術担当者に手伝っていただきました。
内田洋行ITソリューションズの営業担当者や技術担当者の協力を得て、予定の期日通りに新システムを稼働させることが出来ました。

当時の業務フロー図

導入後の効果

ー「スーパーカクテルデュオFOODs」の導入効果はいかがでしょうか?ー

現状では以下のような効果がありました。

(1)入力業務の簡素化
基本的には注文受付時に受注データを、売上入力まで引き継ぐため、重複入力や転記の作業がなくなりました。
(2)生産業務の機能強化
旧システムでは生産指示書の発行や配合量の計算などが生産計画と紐づいていないことで混乱やミスに繋がっていました。新システムでは、全ての生産工程が生産計画と自動的に紐づけられるため、混乱やミスが生じる余地がなくなっています。配合量も自動的に計算され、生産指示に反映されます。
また、実績報告も生産計画のデータがそのまま引き継がれるため、管理が楽になりました。変更があった場合のみ修正すれば済みます。
(3)製品在庫のリアルタイムな情報共有
旧業務システムで製品在庫がリアルタイムで情報共有できない原因は、入力ミスの他にもいくつかありました。
まず、旧システムではケース入りの場合小数点単位の管理ができなかったため、0.5ケースも1ケースとしてカウントされていました。出荷時に出荷担当から事務所に申告されて初めて売上が確定するという状況でした。この問題が新システムでは解消されました。
また、協力工場からの直送が発生した場合、まず仕入れが発生して、在庫計上され、そこから在庫引き落としがされなければいけませんが、旧システムでは自動処理機能に不備がありました。新システムでは、この問題も解消されています。
(4)迅速な納期回答が実現する機能を追加
カスタマイズによって事務所から納期を問い合わせ、現場から回答する機能を追加してもらいました。
従来は工場長を通して各部門に納期を問い合わせていましたが、そのフローでは、数時間から半日程度のタイムラグが生じてしまいます。そこで問い合わせと回答の作業をシステム化し、より短い時間差で回答出来るようにしました。生産サイドが問い合わせを定期的にチェックして迅速に回答するルールを定着させれば、より迅速な納期回答が可能となります。

稼働してまだ4か月なので、新システムの全ての機能がフル稼働している状態ではありません。現在、業務フローを新システムに合わせる作業を進めています。
特に購買管理システムについては、従来完全に切り離された状態で運用していたため、マスタデータの統合や業務フローの整理を行っている段階です。今後、資材管理の業務体制を整え、購買管理システムを稼働させれば、資材在庫の見える化も実現するでしょう。

ー今回、製販統合新業務システムの構築を依頼した感想、または評価をお聞かせ下さいー

内田洋行ITソリューションズに業務委託したことは正解でした。
まず、ゼロから構築するのではなく、完成度が高い製販統合パッケージをベースに構築したことで、開発スピードが速まりました。
また、内田洋行ITソリューションズのプロジェクト推進力も評価しています。マスタ整理の作業が滞っていた問題でも、そのまま放置せず進行を促してくれました。約束した期限に何とか間に合わせたいという熱意を感じることが出来ました。
我々は業務のことは理解していますが、システムについては素人ですので、どんなシステムを構築したいかと細かく要望を聞かれても結局は悩むばかりで前に進みません。内田洋行ITソリューションズは、食品業界でのノウハウを凝縮させたERPパッケージ『スーパーカクテル デュオ FOODs』を持ち、しっかりしたサポート体制を構築しているため、食品メーカーにとってはシステム開発を安心して任せることが出来る会社です。

今後の展開

ー今後はどんな展開をお考えですか?ー

目下の目標は、いち早く新業務システムに対応した業務フローを確立して会社全体に浸透させることです。
そのためには、システムをしっかり活用することで、人間の勘や手作業に頼るよりもはるかに精度が高い仕事を実現できるというメリットを、社員全員に認識してもらう必要があります。原料の使用量の計算や、資材の在庫状況の把握などが、その典型例です。誤った材料の手配や、納期回答の遅れなどは、大きな損失にも繋がりますので、新システムを有効活用して業務の効率化を目指していきたいです。

また、次の段階では会計システムも『スーパーカクテル デュオ 会計』に置き換え、今回構築した製販統合新業務システムと連携させる計画です。
それによって日次決算が出来るようになり、より迅速な経営判断が可能となります。
ITの積極活用で、今後ますます高度化するお客様の要求に耐えうる経営環境を実現していきたいと考えています。

業務フロー図

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