食品表示…
食品表示は、消費者が食品を選択して購入し、正しく食品の内容を理解して適切に使用する上で重要な情報源となります。具体的な表示の仕方や記載事項については食品表示基準で決められており、2021年6月には改正食品表示法が施行されました。
改正食品表示 主な4つのポイント
アレルギー表示に関わるルールの改善
特定加工食品及びその拡大表記を廃止することにより、より広範囲の原材料について、アレルゲンを含む旨の表示を義務付けました。また、消費者の食品選択の幅を広げるため、個別表示を原則とし、例外的に一括表示を可能としました。
栄養成分表示の義務化
食品関連事業者に対し、原則として、全ての消費者向けの加工食品 及び添加物への栄養成分表示(エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム ※食塩相当量で表示)を義務付けました。
表示レイアウトの改善
商品のサイズにより表示スペースが小さくなる場合を想定して、レイアウトの改善や非表示可能な項目等が明記されました。また、原材料と添加物は区分を明確にするなど、誤解されることのないよう配慮されています。
新たな機能性表示制度の創設
機能性表示食品とは、事業者の責任において、疾病に罹患していない者に対し、機能性関与成分によって健康の維持及び増進に資する特定の保健の目的が期待できる旨を科学的根拠に基づいて容器包装に表示するものをいいます。基本的に、表示内容に嘘がないかを販売60日前までに消費者庁に届け出る必要があります。