生産管理システムで在庫ロス問題や
トレサビ構築を手軽に解決!
食品製造業の労働生産性は他製造業の6割程度に留まる、というのはよく聞かれる言説です。その原因として、生産管理のノウハウに弱点を抱える企業が多いことを指摘する識者も少なくありません。そうした食品業の生産管理業務を支援するのが生産管理システムです。販売管理システムに“スーパーカクテルCore FOODs生産”を連携させれば、さらに効率的で高精度な生産計画立案や製造指示が可能に。万が一の事態に備え、トレーサビリティ構築もご支援します。
生産管理システムとは?
生産管理とは
生産管理とは、売上実績・需要予測をもとに製販計画を策定し、生産・品質・予実を管理することです。日本産業規格(JIS)の定義では「所定の品質Q (quality) ・原価C (cost) ・数量及び納期D (delivery, due date) で生産するため、又はQ・C・Dに関する最適化を図るため、人、物、金、情報を駆使して、需要予測、生産計画、生産実施、生産統制を行う手続き及びその活動」とされています。有名なフレームワークとしてPDCAサイクルがありますが、生産管理の目的は、まさにこのサイクルを最適化し、QCDを最大化することにあるといえるでしょう。
❶ 計画(Plan)
❷ 実行(Do)
❸ 評価(Check)
❹ 改善(Action)
食品製造業における生産管理の課題
ただ、食品製造業において、それはけっして簡単ではありません。
食品業は季節やイベントで商品の需給の変動が大きい業種です。日配品や鮮度が重視される商品を扱う業種では、特に厳格な賞味期限・消費期限管理が求められ、4Mのひとつ、材料(Material)をとっても調達が適正でなければ食品ロスにつながります。2021年のHACCP義務化以後、要求が高まる衛生管理とトレーサビリティ構築の負担も、生産現場にとって小さくありません。消費者ニーズの細分化から多品種小ロット化が進むなか、日報や日誌を用いたアナログやExcel(エクセル)作業で製品・商品ごとの精緻な管理を行なうことは、現実的ではないでしょう。
生産管理のシステム化で業務効率を改善
結果として、食品製造業の労働生産性は他製造業の6割程度に留まるとされています。
そうした食品メーカーの課題を包括的に解決するのが、生産管理システムです。現代製造業の理想形とされるJITは、システム抜きには成立しません。生産管理システムを導入すれば、製品・材料ごとのトレーサビリティ構築が自動化されるだけでなく、過去の売上実績データをもとにした高精度の生産管理が可能になります。
JITとは?
JIT(ジット)とは、Just In Time(ジャストインタイム)の頭文字から成り、すべての工程が後工程の要求に合わせて、必要な物を必要なときに必要な量だけ生産する生産方式を指します。わかりやすくいえば、消費者の実際の需要に基づいた生産活動ということです。
スーパーカクテルCore FOODs 生産
でできること
スーパーカクテルCore FOODs 生産は、食品業特有の商慣習をもとに開発され、時流に合わせて改良され続けてきた、業種特化型の生産管理システムです。
売上データをもとに
生産計画立案を支援
販売管理システムと連携し、過去の売上実績や受注データ、食品工場稼働日をもとに販売・生産計画を策定。PDCAサイクル確立を支援!
品質管理を支援する
多彩な機能
合否判定に伴う検査ステータスごとの在庫管理にも対応。検査実施後は完成伝票に対して検査結果(合格/不合格)を登録!
トレーサビリティ
構築を支援
ロット単位でのトレースバック/フォワードに対応。急な問合わせや万が一のインシデントにも迅速なレスポンスが可能に!
カスタマイズなしの標準機能だけでも、幅広い食品業事業者さまの生産管理業務フローに対応可能。多様な品目の煩雑な管理を効率化するだけでなく、販売管理システムや原価管理システムと連携することでより精緻な需要予測と生産計画を可能にする拡張性と柔軟性を備えています。日報や日誌への記録・保存に頼っていたトレーサビリティ対応も、デジタル化することで大幅な省人・省力化が可能に!
食品業の“Core”を支えるERP スーパーカクテルCore FOODs
スーパーカクテルCore FOODs 生産の機能
食品業向けに最適化された、スーパーカクテルCore FOODs 生産の多彩な機能の一部をご紹介します!
製販計画最適化
販売計画立案機能
売上実績データをもとに販売計画を策定。商品別販売計画を入力すると、対象月度の生産計画素案が出力されます。
受注―生産計画連携強化
受注情報をもとに、生産計画データを出力することも可能。適正在庫を維持することで在庫ロス削減及び販売機会逸失を防ぎます。
生産計画業務支援機能
見込での生産計画や計画変更にも柔軟に対応可能。生産計画をもとに原材料の所要量展開を行ない、製造指示と購買計画を支援。
食品業の複雑な製造指示に対応
製造指示をもとに半製品についてもまとめて指示。また、さまざまな生産形態に対応した指示が可能。
品質管理・トレーサビリティにも対応!
品質管理機能
出荷可能判断を行なうための検査工程に対応。合否判定に伴う検査ステータスごとの在庫管理で、品質向上・インシデント防止をご支援!
トレーサビリティ機能
製品・半製品からの構成品検索でトレースバック/フォワードが可能! 急な問合わせや万が一の事態に対しても万全の備えを!
トレーサビリティとは?
トレーサビリティ(traceability)とは、食品の生産者・生産日・生産/流通方法について記録する仕組みを指します。蓄積した情報をもとに出荷後の製品の移動を追跡するのがトレースフォワード、製造時・原材料段階まで遡及するのがトレースバックです。トレーサビリティを構築することで、不良品が見つかった場合でも原因特定と製品回収がスムーズになります。
わが国では牛トレサ法・米トレサ法により牛肉と米についてトレーサビリティ構築が義務づけられているほか、食品衛生法では食品全般の基礎トレーサビリティについて努力義務とされています。EU及び米国では食品全般の基礎トレーサビリティが義務づけられているため、海外取引を行なう事業者は対応が必要です。
一方で、現在も日報や日誌への記録といったアナログで対応している事業者も多く、業務効率の面でも緊急時対応の面でも体制が不十分です。デジタル化による自動化で、効率化を図る余地は大きく残されています。
連携モジュール
生産管理システムとデータ連携させることで、食品業の基幹業務をさらに効率化・省力化します。
お客さまの声
2年、3年とデータがたまっていくことでシステム刷新の効果が出てくるので、非常に楽しみですね。それまではっきりしたデータがなかった、経験をもとに業務を行なっていた部分が明確になっていくことには不安もありますが、基準点が出来ることで適切な判断が可能になることは、劇的な変化になると期待しています
生産部門から『なかなか使い勝手が良いシステムだ』という声が上がっていて、価格面でも優れていたので、販売管理もスーパーカクテルで統一することになりました。前のシステムはメーカーさんとベンダーさんが別でしたが、ITSなら販売からメンテナンスまで一気通貫で対応してくれるメリットも感じていました
カンタン1分! 製品カタログはコチラから!
スーパーカクテルCore
FOODs
製品資料
食品業向けERP “スーパーカクテルCore FOODs” について、詳細な製品資料をご用意しました。PDFですぐにダウンロードしてご覧いただけます!
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この資料でこんなことが
わかります!
- 販売管理
- 生産・原価管理
- 物流オプション
- 会計管理
- 活用事例モデル