ロット

ロット

こと製造に関わる企業では「ロット」という用語を一度は聞いたことがあるでしょう。食品業に限ったことではないのですが、作業効率化や製品の管理において、必ず知っておきたい用語です。

ロットとは?

ロットとは同種の製品を生産する際の最小単位として使用されている言葉です。製造や販売を行う際にこのロット数を調整することで、損失を減らし利益を上げることが可能になります。また、ロットは製品の管理においても大きな意義があります。

最小単位としてのロットの基準は、生産する製品の性質などによって異なるため一般的な取り決めはなく、製造者側が自由に決めることができます。そのため、たとえば12個の製品を販売する場合、それを12ロットとするか、1ダースとして捉え全体で1ロットとするかは、製造者側の裁量で決めることが可能なのです。

「ロット」生産のメリット

ロット番号を付けることで工程管理を効率化

ご紹介したロット管理とは、1ダースや1カートンなど、輸送しやすい状態のまとまりとなった製品にロット番号を付けることで行われます。これにより、製品の製造から在庫としての管理、輸送、店舗での陳列、販売という一連の工程を一括して管理できるようになります。特定の商品が出荷された後にどこの店舗に陳列されたかを調べる、といったことなども可能です。

不良品の特定が可能

特定の製品の購入者からそれが不良品であったというクレームがきた場合、そのロット番号を聞き管理システムで検索すると、同様の方法あるいは同じ時期に製造された製品の特定ができ、早急な回収も可能となります。

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