loading

    多品種ランダム生産への対応で効率化を実現

    株式会社シルバーライフ様
     社  名
    株式会社シルバーライフ
     事業内容
    高齢者向け配食サービスFC本部の運営
     設  立
    2007年10月
     資 本 金
    7億2,500万円
     所 在 地
    〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-32-4ハイネスロフティ2階
    ライフミール

    株式会社シルバーライフは、高齢者向けの配食サービスを生業として2007年に創業しました。

    清水貴久代表取締役社長は、警視庁や経営コンサルティング会社での経験を持ち、常に「世のため、人のために役立ちたい」という使命感を持ち続け、その信念を今の業務に注力しています。

    現在は、売上の7割を占める高齢者向けの配食サービスに加えて、高齢者施設向け調理済み食材パックの配達と冷凍弁当のネット通販とOEM受託業務が主力の3本柱となっています。 特にコロナ化での冷凍弁当の伸び率は高く、毎日提供するメニューは献立が被らないように、多品種ランダム生産をしています。季節変動はありますが、アイテムは平均して1000を超すといいます。

    導入後の効果
    Effect

    • 効率アップで残業時間を削減
    • 生産計画をシステム化
    • 課題に気づく環境づくり

    導入の背景
    Background

    スクラッチシステムからパッケージシステムへ

    自社でスクラッチ開発したシステムを使用していましたが、時間とともに老朽化し、拡張性に欠け、カスタマイズするにも費用がかかるなどの問題がありました。

    そこで、パッケージシステムとして内田洋行の「スーパーカクテル(スパカク)」に白羽の矢が立ちました。

    導入のポイント
    Point

    多品種小ロットへの対応

    最終でシステムは3社に絞っていましたが、多品種小ロットで1000品目以上のレシピを扱うのに適していること、システムベンダーの内田洋行ITソリューションズの担当者がシステムに対する高い知識とカスタマイズへの意欲を持っていたことが選定の決め手となりました。

    「導入後に分かったことだが、保守サポート対応もきめ細かい」と評価いただいています。

    代表取締役 清水 貴久 様

    代表取締役 清水 貴久 様

    導入の成果
    Results

    効率アップで残業時間を削減

    新システムの導入は思いのほかスムーズに進み、1人当たりの従業員の残業時間が30時間から20時間程度に減少しました。 生産量は導入当初から2、3倍に増えていますが、スタッフ数は1.5倍程度しか増えておらず、実質的に生産効率がアップしたと話します。

    生産計画をシステム化

    旧システムでは、年に数回トラブルがあって業務が停止し、復旧作業に時間がかかっていました。

    以前は1日40品目ぐらいの総菜を作る際に原材料200~300種類を量、調理法を含めシステムを基に手書き資料を作成していました。今はカスタマイズで原材料のインプットはシステムからラベルが自動発行され、アウトプットもバーコードチェックで間違いなく鍋に投入できるように変わっています。現場作業がシステム化されたことで、大幅な効率化につながっています。

    2021年3月より稼働した栃木工場はパック商材を専門に製造しており、真空調理法と呼ばれる真空パックに食材と出汁、調味料等を詰めて密封し、パックごと自動で加熱する調理法を採用している。

    温度管理についても効率化ができており、以前は中心温度が75度以上かを作業者が2重、3重でチェックしていましたが、今は自動でログが取れるため、手間がなくなり転記ミスも減りました。

    特に生産計画の策定にかかる時間が短縮されており、生産管理の優先順位が高まっています。

    課題に気づく環境づくり

    オーナー経営者のため、システム変更もトップダウンで「右向け右」といえば、右は向かせられるが「なぜ右を向くことが必要なのかをきちんと説明する必要がある」と考えているといいます。
    その意味で、社長自ら白衣を着て現場を見て回り、担当者に「何のための作業なのかを確認することで、現場がPDCAを回せるように促し、何が課題なのか気づく環境作りを心掛けている」といいます。

    現場は放っておけば無駄な作業を生み出しがち、特に部門間を跨ぎ現場担当者では把握しきれないデータを活用することで解決する案件は、トップが積極的にサポートします。

    逆に、システム化はしてみたが実は上手くいかないこともあるので、その場合は、やり方を変えてシステムから離れるといった提案もしています。「やらなくていいことはしない」と決断できるのはトップしかいないとその役割を把握しています。

    今後の展望
    Prospects

    冷凍弁当市場過渡期に向けて

    冷凍弁当市場は過渡期を迎えており、市場規模は500~600億円で1000億円までまだまだ手が届かず、大手が設備投資して参入するレベルではないと清水社長は話します。

    ライバル企業も少なく、規模が大きくなればスケールメリットが出しやすいため、このまま拡大路線を走って、他社が追随できないステージへ駆け抜けたいと抱負を語りました。

    ライフミール

    若年層向けに手軽さ・栄養バランス・価格のいずれも高い水準を追及し、現代人の食事の悩みを解決するために開発された冷凍弁当「ライフミール」は、サブスク型の宅配サービスとしてネットで販売。

    まごころケア食""

    忙しい毎日でも栄養バランスの良い健康的な食事を提供するために
    開発された冷凍弁当「まごころケア食」は
    管理栄養士が献立を作成し、お客様の健康状態やニーズに合わせて
    5つのコースのセットプランをご用意。

    ※掲載内容は取材時点のものです。

    ▼シルバーライフ様ホームページ▼
    https://www.silver-life.co.jp

    おススメの製品・ソリューション

     スーパーカクテルCore FOODsの製品カタログをPDFにてダウンロードいただけます。

    SCバナー
    TOP