食品アレルギー

食品アレルギー

改正食品衛生法では食品のアレルゲン表示が義務付けられています。

食品アレルギーとは?

食品アレルギーは、特定の食べ物に含まれるアレルゲンに免疫機能が過剰に反応してしまい、体にさまざまな症状をおこすものです。

本来、食べ物は異物として認識しないようにする仕組みが働き、免疫反応を起こさずに栄養源として消化・吸収する事ができるのですが、免疫反応を調整する仕組みに問題があったり、消化・吸収機能が未熟だと、食べ物を異物として認識してしまうことがあります。それによって起こるアレルギー反応が「食物アレルギー」です。

アレルゲンを含む食品の表示

2018年6月に衆議院で可決された改正食品衛生法では、特定のアレルギー体質をもつ人の健康危害の発生を防止する観点から、過去の健康危害等の程度や頻度を考慮し、容器包装された加工食品等に特定の原材料を使用した旨の表示を義務付けています。

改正食品衛生法では表示を義務化する特定原材料と、通知で表示を奨励する特定原材料に準ずるものの、2つに分類しています。

規定 特定原材料等の名称 理由 表示の義務
府令
(7品目)
卵、乳、小麦、落花生、えび、そば、かに 特に発症数、重篤度から勘案して表示する必要性が高い。 表示義務
通知
(20品目)
いくら、キウイフルーツ、くるみ、大豆、バナナ、やまいも、カシューナッツ、もも、ごま、さば、さけ、いか、鶏肉、りんご、まつたけ、あわび、オレンジ、牛肉、ゼラチン、豚肉 症例数や重篤な症状を呈する者の数が継続して相当数みられるが、特定原材料に比べると少ない。
特定原材料とするかどうかについて、今後、引き続き調査が必要。
表示を奨励
(任意表示)
【参考文献】

・消費者庁食品表示企画課「食品表示について」より
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10905100-Kenkoukyoku-Ganshippeitaisakuka/0000121258.pdf

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