- 社 名
- 株式会社志津屋
- 事業内容
- パン製造業
- 設 立
- 昭和26年12月28日
- 資 本 金
- 1億円(平成30年9月現在)
- 社 員 数
- 189名(令和元年7月現在)
- 所 在 地
- 京都府京都市右京区山ノ内五反田町35
導入後の効果
Effect
- WebEDI対応で経理部門の作業が簡素化
- 給与明細の電子化を行い、メールの一斉送信に切り替え効率化
- 特別受注計上機能を用いて、時間指定の受取や特注カット等イレギュラー対応が可能に
- 基本のPC操作で売上データを誰でも出力可能に
1948年、京都・河原町に誕生以来、志津屋はパンやサンドイッチの製造販売、飲食業を生業(なりわい)として「おいしさ」を大切に商品作りに注力している。 直営店21店(2019年10月現在)に加え、卸業務、催事向け出店、宅配サービスなども手がける。 商品は常時100品種以上で、若手社員中心のメニュー開発で、毎月5品以上の新商品を投入する。
志津屋の代表商品 (左)創業以来の伝統の味をまもり続けた「元祖ビーフカツサンド」 (右)今では誰もが知る京都人の国民食「カルネ」
システム導入の背景
Background
――『スーパーカクテルデュオFOODs』導入当時の御社の状況を教えてください。
軽減税率対応に伴い、発注書自動取り込みができるようWeb-EDI対応へ
2000年問題で内田洋行ITソリューションズ(ITS)からの提案で、オフコンから内田洋行の「スーパーカクテル(スパカク)」に切り替え、17年7月にはウインドウズXPのサポート終了と消費増税、軽減税率対応に伴い、発注書自動取り込みができるようにとWebEDIに対応した「スパカクDuo」に更新。 データ取り込みが可能となった。
堀毅経理部担当
従来は卸業務の発注書を経理担当者2人がかりで手入力処理してきたが、仕分けや納品後に数が合わない不具合も起こっていた。本来できていて当たり前のことだが「自動化で発注や納品ミスは激減した」(堀毅経理部担当)と胸をなで下ろす。
システム導入の成果
Results
――実際に『スーパーカクテルデュオFOODs』を導入してどのような効果がありましたか?
発注書自動取り込みで部門間の情報共有をストレスフリーに
発注書取り込みの自動化以前は、早朝勤務の製造と経理の勤務時間のずれから、部門間で確認が取れず、ストレスになっていた。システム更新時、WebEDI対応は必須課題で、今では経理部門での作業は入力と確認が1回だけで、効率だけでなく精神面での余裕も手に入れた。 以前は、入力ミスを前提に注文書を多めにコピーしていたが、今はペーパーレス対応となった。
顧客からのイレギュラーな要望には「特別受注計上」で対応可能に
「特殊な商習慣からスパカクパッケージのカスタマイズは多い方だ」というが、通常と違う対応は「特別受注計上」で処理する。 時間指定で商品を店に取りに来る客や代金後払い、フランスパンの特注カットなどの依頼も紙や電話対応だったが、特別受注計上を使用すれば必要な対応ができる。ヘビーユーザーの情報は標準化され手書きが減り、記入ミスによる手間、ミスも減った。
中間データのExcel出力で誰でも売上データを確認できる
スパカクの機能で特に便利に感じるのは、「中間データをExcelで切り分けて出力できる」こと。営業担当者や管理職がチェックしたい売上データなどある程度PC操作が行えれば簡単に使える。 従来は、担当SEに依頼し出力していたデータも内製化でき、時間的にもコスト的にも削減できている。
今後の展望
Prospects
――今後の課題や展望はございますか?
17年の切り替え時に店舗へのタブレット端末の導入も検討した。現在、店舗発注は担当者が専用紙に手書きし、PC室へ移動して紙を見ながら発注する。その間タイムラグ、手間が発生する。 駅ナカなど極少スペースの店舗もありPC室の存在が負担になることもある。発注がタブレットになれば店舗間在庫もリアルタイムで見られ、本部を経由しなくても店舗間で在庫を融通し合える。
前回の更新時はシステム担当者に就任まもなくて、システムの全体最適ができず「カスタマイズしておいたら無難」という選択をしたところがある。堀氏には「次回、必要ないものは標準化しすっきりさせたい」という思いがある。
食パンや菓子パンを焼いている工場の隣にある志津屋本店。
合成イーストフードを使わない「身体に良いパンづくり」で健康な食生活を応援しています。
※掲載内容は取材時点のものです。
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