株式会社内田洋行ITソリューションズ
「スーパーカクテルデュオFOODs」シリーズの導入事例をご紹介いたします。
貿易業務を必要とする食品業様でも、販売管理と貿易管理のデータをシームレスに連携し、業務統一によるコストの削減や管理精度の向上に成功されています。
事例紹介 ケース1 ワイン輸入商社様
課題と導入目的
- 卸システムとの連携とメーカー機能の強化
お客様は「自社ブランドの強化」を進めていますが、既存システムの卸機能ではメーカー機能が不足していること、また、既存システムを構築したオフコンメーカーが撤退してしまうため、プラットフォームの再構築が急務でした。 - 事業部(食品、貿易)の業務最適化(BPR)
食品と酒類は、同じ部署でありながら、取り扱い商品が違うことから業務が二分化されていました。二つの業務で同じシステムを使用することで効率化を図りたいと考えていました。
弊社システム導入前の状況と、導入後の改善
以前は貿易システム(通関ソフト)と販売管理システム(オフコン)が分かれており連携できていなかったことで、データの二重登録が必発生していましたが、パッケージシステムの範囲内でシームレスに連携されるように改善しました。
お客様と弊社でプロジェクトメンバーを立ち上げ、これまで二分化されていた2事業部(食品、貿易)が定例会で積極的に意見交換を行ないました。それぞれの現場から収集された意見や改善要望について、運用の工夫やカスタマイズによる対応を検討するなかで、お互いの業務について情報共有し理解を深め合うことができました。
その他ポイントになる機能の紹介
部分通関への対応
CIF、関税・酒税額の自動計算
導入効果
- 短期間で新システムを再構築
パッケージの拡張性を生かし、構築開始から8ヶ月という短期間で稼働し、基幹システムとの連携も実現しました。 - 2事業部(食品、貿易)の業務最適化(BPR)
食品業向けパッケージに合わせた業務の見直しにより、取り扱いの異なる2事業部間で情報共有を行なうことで、BPRを実現しました。
これにより処理速度が上がり、事業拡大にも迅速に対応可能となりました。また、貿易部門においてはドキュメント作成にかかっていた時間を大幅削減し、業務効率が向上しました。 - 管理コストの削減
これまでシステム運用に関しては社内のシステム担当者のみが対応していましたが、弊社へのお問い合わせも可能になり、社内担当者の対応負荷が軽減しました。
また、卸システムで使用していた汎用機の機能を一部、パッケージに任せることでシステムの維持コストを低減することができました。
事例紹介 ケース2 乳製品、食肉商社様
課題と導入目的
- IPOを見据えた基幹業務管理レベルの強化
決算早期化・精度向上により迅速な経営判断を行なうこと、IPOを見据え内部統制対応を全社統制しシステム化することが重要でした。 - 業務効率化
手書き・Excel帳票による二重入力で、手間がかかるうえ、ミスの温床になっていることが課題でした。 - 3事業部の業務統一による管理コストの削減
営業担当者や管理部門など、各部署ごとに業務フローや用語が異なるため、問い合わせ対応に時間がかかっていました。
弊社システム導入前の状況と、導入後の改善
システム導入前 収益把握(船積単位)
システム導入後 収益把握(製品ロット単位)
より正確な個別原価把握が可能になりました
課題と導入目的 管理損益の早期把握の実現
導入効果
- 管理損益の早期把握・精度向上
船積単位での管理損益把握により取引の利益を把握することが可能になりました。また、管理損益の仮締め運用により現時点の利益率も把握可能になり、どのタイミングで通関を行うか、いつまでに売上を上げれば良いか等の判断がいつでも可能になりました。 - 業務効率・精度向上
手書き・Excel帳票の削減や二重入力が激減し、業務効率並びに精度が上がりました。 - 3事業部の業務統一による管理コストの削減
部署ごとに異なっていた業務フローなどを統一することで、各部署特有の用語やフローを踏まえた対応が不要になり、システム担当者の問い合わせ対応が早くなりました。