「その製品がいつ、どこで、だれによって作られたのか」を明らかにすべく、原材料の調達から生産、そして消費または廃棄まで追跡可能な状態にすることを、トレーサビリティといいます。トレーサビリティは以下の2つに分類することができます。
トレースフォワードとは?
製品の時間経過に沿って追跡することをトレースフォワードと呼びます。例えば、ある部品で不良が判明した際、その部品が使われている製品を特定し、ピンポイントで製品を回収することが可能です。そのためリコールや不良品への対策に有効です。
トレースバックとは?
時系列をさかのぼって記録をたどることをトレースバックと呼びます。例えば出荷した製品に問題が発生したとき、適切にトレースバックできれば影響のあるロットや工程を特定し、原因をいち早く調べられます。ロットや工程が特定できるので、速やかに工程改善・品質改善を実施することができ、製品品質の向上・安定につながります。
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