セミナーレポート

食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~

2023年11月14日に開催しました「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」についてレポートいたします。

食品表示法に関する最近の動向

 2020年4月に食品表示法が完全施行され、その後、毎年4月に様々な基準改正が行われています。今日は、アレルギー表示くるみ義務化、推奨表示のまつたけの削除とマカデミアナッツの追加、そして今後のアレルギー表示の動向について、栄養成分表示検討会、食品表示懇談会の話とグローバル化対応やデジタル表示の点についてお話しします。

食品表示法に関する最近の動向

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

食品表示の現在地

 食品表示懇談会において、アレルギー表示制度の見直しが行われています。栄養成分表示は前面表示(FOP)ですが、任意表示についても検討が始まります。全体的なグローバル対応の話は消費者基本計画工程表の中にあり、国際基準(コーデックス規格)の整合性を踏まえながら懇談会において検討されます。

消費者基本計画工程表に示された食品表示の取組

 基本計画には、グローバル対応の進展を踏まえた懇談会開催、コーデックスとの整合性を踏まえた原料原産地表示制度の検討内容が記載されています。

消費者基本計画工程表に示された食品表示の動向

 基本計画にはアレルゲン表示の記載もあります。くるみの表示が義務化になっていますが、カシューナッツも2025年には表示義務化になることが決まっています。

アレルギー表示の今度の動向について

現在の日本のアレルギー表示制度(2023年3月31日消費者庁ウェブサイトより)

 本年(2023年)3月にくるみが特定原材料8品目に入り、推奨表示の20品目を合わせて28品目となりました。主なルールとしては、代替表記、コンタミネーション、可能性表示の禁止があります。木の実類の被害の増加に伴い、特定原材料や推奨表示の品目の見直しが検討されます。

▼消費者庁「アレルギー表示とは」▼
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/assets/food_labeling_cms204_230309_01.pdf

現在の日本のアレルギー表示制度(2023年3月31日消費者庁ウェブサイトより)

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

日本とコーデックスのアレルギー表示の変遷

 日本でのアレルギー表示は、コーデックスでの表示規定を受け、2001年にスタートしました。今年度中にまつたけが削除されますが、品目は増え続けています。日本では木の実類は個別表示ですが、コーデックスではツリーナッツという類別表示になっています。しかし直近の食品表示部会では見直しが行われ、個別表示にする方向です。

日本とコーデックスのアレルギー表示の変遷

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

①義務表示(特定原材料)

 義務表示品目はくるみが入り8品目、カシューナッツは推奨表示ですが、今後は義務化する方向となっています。

▼消費者庁「加工食品の食物アレルギー表示ハンドブック」▼
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/assets/food_labeling_cms204_210514_01.pdf

①義務表示(特定原材料)

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

くるみの義務化等の検討のために、消費者庁に専門家会議が2021年に設置された

 消費者庁の中に食物アレルギー表示に関するアドバイザー会議があります。第1~4回までは非公開でしたが、その理由は、民間の企業の検査法開発の問題があったためです。くるみの検査はELISA法で行いましたが、ペカンナッツと交差反応を起こすという問題があり、PCR検査も同時に行うことでくるみだけの検査が可能になりました。そのため時間がかかりましたが、2023年3月に基準改正となったという経緯があります。

消費者庁 第1回アレルギー表示に関するアドバイザー会議(2021年2月15日)資料より

 3年ごとに行われる調査研究事業により基準が見直されています。アレルギー専門医の協力によりアレルギー患者数の推移をはがきの郵送により調査しています。

消費者庁 第1回アレルギー表示に関するアドバイザー会議(2021年2月15日)資料より-11ページ

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

 くるみは平成24年度から症例数やショック症状が増え、平成30年度の調査によりくるみの表示義務化が決まり、本年(2023年)3月にくるみが追加されました。対応のための経過措置期間が2年間設けられています。

消費者庁 第1回アレルギー表示に関するアドバイザー会議(2021年2月15日)資料より-12ページ

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

加工食品の中のくるみを検出するための公定検査法の開発

 検査法はELISA法とPCR法があります。この検査法の裏付けによりくるみが義務表示になりました。義務表示の場合は違反に対する罰則などがあるため、公定検査の実施が必要です。

加工食品の中のくるみを検出するための公定検査法の開発

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

「くるみの特定原材料への追加及びその他の木の実類の取扱いについて」

 2023年3月9日、くるみの基準改正が出ました。この中でカシューナッツについても追記されています。

▼消費者庁「くるみの特定原材料への追加及びその他の木の実類の取扱いについて(令和5年3月9日事務連絡)」▼
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/assets/food_labeling_cms204_230309_03.pdf

「くるみの特定原材料への追加及びその他の木の実類の取扱いについて」

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

くるみの特定原材料への追加に伴う周知・広報

 くるみの表示義務に対する周知、及びくるみとタンパク質が似ているペカンナッツに関する注意喚起もなされています。

ペカンナッツに関する注意喚起

 「本品はペカンを含んでいます。くるみアレルギーの方はお控えください」のような注意喚起表示が推奨されています。木の実類の場合、マカダミアナッツとピスタチオのように似たタンパク質が含まれる場合があるため、注意喚起を伴うことが多くあります。

今後の義務化 カシューナッツ 2025年度以降に義務化の手続きを行う予定

 現在、卵、牛乳、小麦のアレルギー上位3品目に小麦を抜いて木の実が入っています。木の実類の食べる量が増えてきているためで、カシューナッツの表示義務も早急に進めるべく進められています。

遺伝子組換え表示制度に関する検討会報告書

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

全国実態調査におけるカシューナッツの動向

 カシューナッのアレルギー症状、ショック症状が増えています。またマカダミアやピスタチオもショック症状は多く、今後推奨表示になる可能性があります。

全国実態調査におけるカシューナッツの動向

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

③推奨表示(特定原材料に準ずるもの)の追加・削除

 本年(2023年)6月14日開催の会議において推奨表示に関する考え方が示されました。

アレルゲンを含む食品に関する表示のうち、特定原材料に準ずるものの対象の考え方について

 アレルギーの義務表示、推奨表示の品目が増加する傾向ですが、一方で症例数の少ない推奨表示を見直していくという考え方が策定されました。

③推奨表示(特定原材料に準ずるもの)の追加・削除

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

 表示内容の変化に伴い、消費者にとっての内容の分かりにくさ、事業者にとっての対応の困難さについての全国実態調査を踏まえ、必要性減少品目の削除の方向性が示されました。

 追加する際は、直近2回の調査で即時型症例数上位20品目以内のもの、ショック症例数上位10品目以内、重篤度等の観点から別途検討が必要なものを候補にします。削除する際は、直近4回の調査で上位20品目に入っていないもの、ショック症例数が極めて少数のものを検討していきます。品目は28品目を目安にするという考え方も現れました。

追加対象品目

 マカダミアナッツは直近2回、20位以内に入っています。ピスタチオは今回20位以内で、次の調査で20位以内になれば推奨表示になる可能性があります。ピスタチオとカシューナッは交差反応があるため、カシューナッツが義務表示になればピスタチオに注意喚起が表示される可能性はあります。ピスタチオ、ペカンナッツ、ヘーゼルナッツなども今後追加検討の可能性があります。

追加対象品目

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

諸外国におけるマカダミアナッツの指定状況

 米国、EUなどはマカダミアナッツが入っています。韓国では松の実が入っているなど、各国の実態に応じたアレルゲンが表示されています。

諸外国におけるマカダミアナッツの指定状況

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

削除対象品目

 28品目をキープするために、直近4回症例数がないまつたけが削除されます。削除には慎重さが求められます。他にもゼラチン、あわびなどが削除対象品目になっていますが、今後ピスタチオが追加されると、この中から削除される可能性があります。

削除対象品目

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

表示対象品目の総数の目安

 『「特定原材料に準ずるもの」の対象品目数は、特定原材料の対象品目数と併せて現行の28品目数を目安とする』ということです。「28品目中○○を含む」や「特定原材料等○○を含む」という書き方や、また28個のマスに、アレルゲンのものに印を付けるというものもあります。反対の考え方もありますが、今回はこの28をキープすべきという判断によりこの目安が示されました。

詳しくはこちら 消費者庁ウェブサイト「食物アレルギー表示に関する情報」

 詳しくは、アレルギー表示の情報をご確認ください。

▼消費者庁「アレルゲンを含む食品に関する表示のうち、特定原材料に準ずるものの対象の考え方について」▼
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/assets/food_labeling_cms204_230714_03.pdf

木の実類 食物アレルギーに関する表示の諸外国の動向

 コーデックスが木の実類という表示なので、木の実類と表示する国が多いです。日本やカナダなどでは品目を表示しています。コーデックスで決められたルールを参考にそれぞれの国で表示ルールを決めているというのが現状です。

木の実類 食物アレルギーに関する表示の諸外国の動向

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

アレルギー表示の動向のまとめ

■ 日本

  • 3年ごとの実態調査により表示品目を増やし、くるみの義務化、今後はカシューナッツの義務化が検討されています。
  • 推奨表示については、まつたけが削除されマカダミアが追加の方針です。
  • 木の実類が増え、症例数の少ないゼラチン、あわびなどが削除されていくと思います。
    消費者にとっては、いつの時点のアレルギー表示なのかが分かりにくいという課題があります。
  • 注意喚起は良い、可能性表示は駄目となっていますが、今後の検討課題になるかもしれません。

■ コーデックス

  • PAL(予防的アレルゲン表示)のガイドライン導入を検討中です。
  • アレルゲンの分析を共通にしていく流れがあり、表示方法は変わりつつあります。

食品表示のグローバル化

①コーデックスとの整合性

 昨年(2022年)12月、閣僚会議において輸出促進に向けた食品表示のグローバル化対応が発表されました。日本語表示で輸出促進になるのかという疑問が起こり、国際基準に合わせた表示見直しでグローバル化対応するという内容に変わりました。

▼首相官邸「農林水産物・食品の輸出拡大のための輸入国規制への対応等に関する関係閣僚会議」▼
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/nousui/yunyuukoku_kisei_kaigi/index.html

日本と諸外国における食品表示の規格・基準の違い

 海外と日本の表示はかなり異なっています。日本では水の表示は省略されていますし、食品添加物の表示方法も異なっています。

日本と諸外国における食品表示の規格・基準の違い

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

個別品質表示基準の見直しも今後の課題

 個別品質表示基準も分かりにくい、時代に合っていないという指摘がありこの見直しも今後の課題となっています。ジビエのソーセージ表示などの問題があります。

個別品質表示基準の見直しも今後の課題

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

コーデックス委員会とは

 コーデックス委員会は、食品の様々な国際的なルールを決める政府間機関です。組織はコーデックス総会を元に執行委員会、事務局、部会があります。部会の中には表示、残留農薬、添加物などを担当する部会があります。リスク管理のためのリスク評価がJECFAやJIMPRなどで行われ、様々な規格を定めています。

 食品表示については、コーデックス規格を基礎とすべきというTBT協定が決められています。各国では食文化などの違いも考慮に入れ、基準を決めています。食品表示部会はカナダが議長国になっています。

コーデックス委員会とは

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

コーデックス規格策定手続全体の流れ

 規格策定は、作業部会の内容を報告、部会で提案、各ステップを踏んで総会で採択されるという流れです。ステップ1から8まであり、短くても4~5年、長い場合は10年もかかります。

コーデックス規格策定手続全体の流れ

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

コーデックス規格とは

 表示のガイドラインなどが定められています。

コーデックス規格策定手続全体の流れ

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

食品表示に関するコーデックスのガイドライン

 オーソドックスなガイドラインは一般規格で、原材料、名称など一括表示の基盤となるようなものです。強調表示、栄養表示など、様々なガイドラインがあります。

▼農林水産省「日本語版コーデックス規格」▼
https://www.maff.go.jp/j/syouan/kijun/codex/standard_list/index.html

農林水産省 食品表示に関するコーデックスのガイドライン

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

 コーデックス一般規格は1985年に策定され、その後も更新され続けています。日本の場合は原材料/添加物ですが、コーデックスではこの区別はありません。また複合原材料のルールが厳しいです。アレルゲンは日本より大雑把で、添加された水分の表示は義務となっています。また添加物は名称や番号で表示、一括名表示は限定されています。原産国や遺伝子組換え食品の表示はありません。

②食品表示懇談会

 本年(2023年)10月、第1回食品表示懇談会が開催されました。この目的は国際基準の整合性を踏まえ、今後の食品表示の目指すべき方向の中長期的な羅針盤となるような大枠の議論を行うというものです。

 コーデックスの中で「技術革新を利用した食品情報の提供」という議論が進んでいます。日本でもこれを取り入れ、デジタル化を進めていく方向です。また包装前面栄養成分表示(FOPNL)が出てきています。

第47回コーデックス食品表示部会(CCFL47)での議論

 本年(2023年)5月に開催された食品表示部会において、「食品表示情報の提供へのテクノロジーの使用に関するガイドライン案」が出てきており、既にステップ5に進んでいます。容器包装に記載されない表示の見方の検討が進んでいます。日本でもこのガイドラインに注目しています。

▼消費者庁「食品表示制度をめぐる事情」▼
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms201_231013_03.pdf

消費者庁ウェブサイト

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

食品表示情報の提供へのテクノロジーの使用に関するガイドライン案

 2017年から始まり、2025年11月の総会でガイドラインになる可能性があるため、日本でも検討することになります。

 容器包装表示とテクノロジー使用による表示の分け方の考え方が示されています。「食品の名称及び健康や安全性に関する食品情報はテクノロジーを使用した手段のみで提供されることがあってはならない」とあります。それ以外のものはテクノロジーを使用した手段のみで提供しても良いと言えるわけです。指標が示されたので、添加物の表示などの検討の際の地盤になると考えられます。

③食品表示のデジタル化

 技術革新とは、容器包装上のバーコードやQRコードをスマートフォンなどで読み解くというものです。実証実験も行われました。

消費者庁ウェブサイト

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

「食品表示の全体像に関する報告書」の概要

 「インターネットを活用した表示の可能性を含む、ウェブ上における情報提供と従来の容器包装上の表示との組合せ」を目的として調査をすることになりました。

消費者庁ウェブサイト

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

食品表示のデジタルツール活用に係る検討②~令和3年度実証の概要~

 令和2、3年度に調査が行われました。

消費者庁ウェブサイト

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

 スマホに自分の基本情報、アレルギー情報などを入力し、店頭でバーコードをかざします。

消費者庁ウェブサイト

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

 アレルゲンのピクトグラム表示、栄養成分の摂取基準量表示などがあります。また文字を大きくできます。

消費者庁ウェブサイト

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

食品表示のデジタルツール活用に係る検討③~今後検討すべき技術的論点~

 技術的課題があります。データの規格の統一性、鮮度、正確性、流通方法、オープンに向けた仕組みづくり、コストなどの問題があり、実現の難しさを感じていましたが、コーデックスのガイドラインの情報により急遽この話が浮上してきたと思います。

FOPNL(容器包装栄養前面表示)の検討

FOPNLの検討がスタート

 第1回食品表示懇談会でFOPNLのコーデックスガイドラインが紹介され、日本でも取り組んでいくことになりました。11月に消費者庁の第1回「分かりやすい栄養成分表示の取組に関する検討会」が開催され、各国のFOPNLと厚生労働省の栄養施策が紹介される予定になっています。

 日本も海外も、前面表示は品目によって表示の仕方は様々です。

▼消費者庁「分かりやすい栄養成分表示の取組に関する検討会」▼
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/review_meeting_008/

消費者庁ウェブサイト

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

コーデックス委員会における包装前面栄養表示ガイドライン

 コーデックスでFOPNLに関するガイドラインを作っています。各国で政府が推奨するFOPNLは1つ、そして健康・栄養政策に沿ったものでなければならないとしています。

遺伝子組換え食品表示制度の説明会資料①

講演資料:「食品表示の今後の動向 ~アレルギー表示改正やグローバル対応などを中心に~」より

包装前面栄養表示に関するガイドラインの策定までの経緯

 2021年11月にガイドラインができ、2年後日本なりの検討が始まることになります。

まとめ

  • 食品の基準改正が続き、事業者の負担は増しています。
  • アレルギー表示の改正も頻繁に行われています。
  • コーデックスのガイドラインを踏まえ、デジタルツールを用いたモデルの検討が行われています。
  • 本年(2023年)10月より食品表示懇談会がスタートしました。
  • 2024年度以降より、個別の品質表示に関する基準の見直しが予定されています。
  • FOPNLの検討も始まっています。
  • 表示担当者は、消費者庁の食品表示関連の情報に留意してください。
森田 満樹氏
講師ご紹介

一般社団法人Food Communication Compass 代表
消費生活コンサルタント
森田 満樹氏

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